Yuka Arakaki
「素直で想像力豊かな彼女の感性ならば、紅型とともに世界中を旅することができるはず。」Miel氏は新垣優香の作品にそんな可能性を見出した。
紅型の鮮やかさを、その万国津梁の心を彼女の日々と現実に重ねて作品にする若き作家。29歳の女性が心をときめかせる等身大の好奇心が率直に紅型に表現される。
このプロジェクトでは、Catharine Andreの2015年のテーマである、世界中を旅した実在の女性Alexandra David Néelの人生をデザインコンセプトにも応用。
彼女が旅した東洋、西洋、中東の花々をモチーフに、新しい紅型の形を開発した。
「職人ではなく、表現者でありたい」という信念を持つ作家の新境地ともなる作品を纏いながらここに誕生した。
Yuka Arakaki
新垣 優香
1985年生まれ。沖縄県首里高等学校染色デザイン科卒業後、首里琉染、玉那覇紅型工房へ入る。沖縄県芸指導所紅型コース卒業後、独立。2度のりゅうぎん紅型デザイン公募展大賞受賞をはじめ、沖展、日本新工芸展にも多数入賞。県内外で様々な企業との商品開発を手がけるほか、沖縄を拠点に、東京、大阪での個展や、県外、海外でのワークショップも開催する。